Mr.Children【ミスチル】7th アルバム『DISCOVERY』レビュー

Mr.Children
出典:Mr.Children公式HP

『DISCOVERY』ってどんなアルバムなの?

『DISCOVERY』にはどんな曲があって、どれぐらい売れた?

そんな疑問に答えます。

本記事では、ミスチルファン歴20年以上の筆者が私感を交えつつ、7枚目となるアルバム『DISCOVERY』のレビューを書いていきます。

こちらのアルバムも名曲がいっぱいです。

ミスチルの凄さを感じれますよ。さぁ張り切っていきましょう!

活動休止を経て発売された約1年11か月ぶりとなるアルバム

トップアーティストとして、日本の音楽シーンを引っ張る存在となっていたMr.Childrenですが、

初のドーム公演である『Mr.Children TOUR REGRESS OR PROGRESS ’96〜’97 FINAL』のツアーファイナルとなる1997年3月28日の東京ドーム公演をもって活動休止しました。

活動休止と聞いて、当時のファンの人たちはショックが大きかったんやろぉなと思いますね。

そして翌年の2月11日、活動休止中に14thシングル「ニシエヒガシエ」発売。

10月21日に15thシングル「終わりなき旅」を発売し、音楽活動を本格的に再開するという流れを経て、

1999年2月3日にこの『DISCOVERY』が発売されたのであります。

活動休止が意外と短く、前作であるBOLEROから2年以内に新しいアルバムが発売されて、ファンも大いに喜んだことでしょう。

累計売上は180万枚を突破し、アルバムではこれで通算5作目のミリオンセラーを達成しました。

すごっ(((゜Д゜;)))

『DISCOVERY』は【ヘビー&ダーク&ロック】

このアルバムを総評するのであれば、【ヘビー&ダーク&ロック】なアルバムといった感じになります。

まずアルバムのジャケットが暗くて重い感じがします。

そして入ってる曲も、ヘビーであったりダークな感じの曲が多めなイメージがありますね。

何かを探している『DISCOVERY』

『DISCOVERY』は、日本語訳すると「発見」ということですね。

初めの曲から最後にかけて、ストーリー性のようなものを感じるアルバムになっています。

これも深海のようなコンセプト・アルバムに似た作品だなぁと思います。

テーマは【何かを探し、何かを発見する】みたいなイメージですかね。

初めはヘビーでダークな曲が多いのですが、徐々に明るく前向きなメッセージを感じることができます。

桜井さん的にはあまり納得いってない?

Mr.Childrenのプロデューサーをしていた小林武史さんは発売当時「これまでで最高のアルバムができた」と絶賛していたそうです。

小林さんは、こういう一貫したテーマのあるアルバムが好きなんかなと思いますね。

一方桜井さんは後年発売されるアルバム『IT’S A WONDERFUL WORLD』のプロモーション時に

もし『DISCOVERY』の頃の自分がこんな曲を書けていたら、あの頃にあんな迷走はしなかっただろう

と、『DISCOVERY』についてちょっと否定的な発言をしています。

もしかしたら、活動休止や再開に関して、何か消化不良になるような問題があったのかもしれませんね。

収録曲

  1. DISCOVERY
  2. 光の射す方へ
  3. Prism
  4. アンダーシャツ
  5. ニシエヒガシエ
  6. Simple
  7. I’ll be
  8. #2601
  9. ラララ
  10. 終わりなき旅
  11. Image

何度も説明していますように、基本的に暗くて重いイメージが全体的にあります。

前半までは特にそうですね。

しかし、その中にも点在している癒しとなるような曲たちが配置されています。

賛否の別れる「ニシエヒガシエ」

出典:Mr.Children公式HP

活動休止中に発売した「ニシエヒガシエ」ですが、この曲は賛否の別れる曲でもあります。

というのも、今までのバンドサウンドな曲と違い、サンプリングが使われるなど、新たな試みがみられるシングルでした。

歪ませたギターの音、リフ、ドラムがカッコいいデジタルロックな曲になっています。

しかし、売上自体は累計66万枚とのことで、前作「Everything (It’s you)」の累計121万枚から半減。低迷したんですね。

僕自身も、まだMr.Childrenファンになる直前ではありましたが、当時はあまり好きではありませんでした。

大人になってから良さが分かるって感じなんですかね。

点在してる癒しの名曲たち

ところどころに癒しのサウンドが配置されているんですが、それがまた名曲ばかりなんです。

「Simple」

「Simple」なんて、最高のラブソングですよ。

よくギターで練習しました。

10年先も 20年先も
君と生きれたらいいな
悲しみを連れ 遠回りもしたんだけど
探してたものは こんなシンプルなものだったんだ

シンプルで優しい曲調にシンプルな歌詞を載せると、こんなに良い曲ができるんですね。

シンプルであることの良さが全面に出ている名曲です。

出典:Mr.Children公式HP

「I’ll be」

「I’ll be」はなんと9分を超える長曲です。ゆっくり、しっとりな曲です。

後にシングルカットされますが、打って変わって疾走感あふれる明るい曲にリメイクされています。

曲名も「I’LL BE」という風に、大文字になっていて、もはや別作品ですね。

どちらもすっごく良くて好きなんですが、僕は僅差でシングルバージョンの方が好きです。

「I’ll be/I’LL BE」の歌詞は、背中を押してもらえるような、すっごく前向きになれる歌詞です。

今日はゾウ 明日はライオンてな具合に
心はいつだって捕らえようがなくて
そんでもって自由だ

生きてる証を 時代に打ち付けろ
貧弱な魂で 悪あがきしながら
何度へましたっていいさ 起死回生で毎日がレボリューション

だからこそ、明るく爽快な曲調のシングルバージョンの方が、より歌詞とメロディがマッチして好きなんです。

「ラララ」

「ラララ」は、明るいシンプルな曲調に乗せて、何気ない日常を歌ってるという感じの曲なんですが、その歌詞がまた素晴らしい。

無くてはならぬものなど
あんまり見当たらないけど
愛する人も同じように
今日も元気で暮らしてる

一人じゃない喜び
なにはなくとも それで良しとしようか

本当に考え方一つですね。すっごい素敵な曲。

「Image」

「Image」は、僕がこのアルバムを聴き初めた頃にはそこまで気になりませんでした。

しかし後々、めちゃくちゃ好きになった名曲です。

聴いた後に、「なんかすっごい感動した!」ってなります(笑)

しっとりとギターのアルペジオで始まっていきますが、

徐々にオーケストラの様々な音が重なっていく壮大なイメージ。

まさに超大作です。なんかすっごい壮大!

「これほんまに4分の曲!?」って感じますよ。

「終わりなき旅」が収録されてるこのアルバムで、その直後となるエンディングにこの「Image」をもってくるあたり、流石やなって思いました。

不朽の名作 大ヒットシングル「終わりなき旅」

ついに来ました「終わりなき旅」

言わずも知れた超名曲であります。

出典:Mr.Children公式HP

ミスチルファンになってから初めてのシングル発売

何を隠そう、僕がミスチルファンになった直後に発売されたのがこの曲なんです。

僕がミスチルファンになったきっかけとなったのは、中学生の時に友達から借りたKIND OF LOVEVersus 』でした。

それ以降にひたすら色んなアルバムを借りてどんどんミスチルにハマっていったのですが、それがちょうどMr.Childrenが活動休止しているタイミングだったんですね。

そしてファンとして初めて新曲発売のタイミングを迎えました。

なんかすっごいワクワクしてたのを覚えています。

本格的に活動再開をした復帰作

活動休止してからも「ニシエヒガシエ」が発売されましたが、それは曲が発売されただけで、メディアの露出などはほとんどありませんでした。

そして、この「終わりなき旅」の発売から本格的な活動再開されたシングルとなりました。

前回の「ニシエヒガシエ」が、今までにない挑戦的な曲であり、売り上げも伸び悩んだこともあり、

当時の人たちの中では「Mr.Childrenも低迷期か」と思われていたそうです。

そんな中発売されたこの曲は、とんでもない名曲でした。

多くの人を救ったであろう 超名曲

曲調としては、「ニシエヒガシエ」以前のMr.Childrenらしさを感じるバンドサウンド全開であり、壮大さを感じさせるメロディ。

歌詞は本当に前向きにさせられる、背中を押してもらえる、希望に満ちた内容。

本当に完成度が高い曲で、誰もが感動すると言える、歴史に残したい曲です。

僕は勿論のこと、きっと数えきれない程多くの人がこの歌に救われてきたんだろうなと思います。

これがファンになりたてのタイミングで新曲で発売されてみて下さい。一瞬で虜になってもおかしくないでしょう!

なんといっても歌詞がすごい 「終わりなき旅」

「終わりなき旅」という曲名にあるように、この人生はひたすらに前に進み続ける旅、

今以上の自分を探す「終わりなき旅」なんだという壮大な歌詞になっています。

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっと きっとって 僕を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

その中に、本当に前向きにさせてくれる、背中を押してくれる歌詞がいっぱいあります。

憂鬱な恋に 胸が痛んで 愛されたいと泣いていたんだろう
心配ないぜ 時は無情な程に 全てを洗い流してくれる
高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな
まだ限界だなんて認めちゃいないさ
嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

人生の中の色んな状況で悩む多くの人に突き刺さる歌詞ですよね。

「大丈夫」「よし、がんばろう!」と思わせてくれます。

本当に何度も何度もこの歌に助けられました。

こういう曲のことを「神曲」って言うんでしょうね。

知って鳥肌!隠されたすごい意味

発売当時には全然知らなかったことですが、曲の初めのこの歌詞には、実はすごい意味があったんです。

息を切らしてさ 駆け抜けた道を 振り返りはしないのさ
ただ未来だけを見据えながら 放つ願い
カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては
また光と影を連れて 進むんだ

「カンナ」は大工道具の「鉋」の事ですよね。「鉋」は木材をキレイに整える為に木を「削る」道具なので、ここで「カンナ」と書かれてありますし、それだけでも

「えぇ歌詞やなぁ」って思ってました。

でもそれだけじゃないんですね!

「カンナ」って花の名前でもあるんですよね。

そして「カンナ」の花言葉は「情熱」

「命を削る」のは大工道具のカンナ

「情熱を灯す」のは花のカンナ

このように、「カンナ」という言葉に二つの意味【ダブル・ミーニング】を持たせていたわけであります!

初めて人に聞いた時には、本当に鳥肌たちました!

まとめ

活動休止、そして再開。

この『DISCOVERY』の裏側ではそんなMr.Childrenの歴史があったんですね。

正直、発売当初にはそこまで好きじゃなかったこのアルバムですが、年を重ねて聴いてみると、

「すっごい完成度の高い、良いアルバムやん!」

と、当時とは違った感想が出てきます。

考えてみると名曲ばっかりやし、コンセプト・アルバムみたいに一貫性もあるし、当然ですよね。

やっぱりミスチルは奥が深いんやなぁと改めて感じさせてもらいました。

ではまたっ!

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